2016年10月26日水曜日

I like an analog way.

何度も書いているので耳に、ではなく目にタコができるかもしれないが、コーヒー業界でよく言われている「サード・ウェイヴ」というのは、アルビン・トフラーの名著「第三の波」からの引用だろう。
で、あればトフラーの「農業革命」「産業革命」「情報革命」に倣って意味を考える必要がある。


したがって、アメリカコーヒー業界におけるサード・ウェイヴも情報革命的な何かであり、代表格であるブルーボトル・コーヒーが、米アップルへの投資チームが事業展開に協力したことから名付けられたのを起源とみるのが妥当と思う。
ディジタル技術を使ったコーヒー粉砕技術をウリにした新しい企業などが後を続いており、着実に進化しているようだ。

とはいえカフェの仕事それ自体にはディジタルが入り込む要素はあまりない。


僕自身の仕事体験の原点は大学時代の貸しレコード屋のバイトにあるが、これは本当に楽しかった。

毎日ではないが、朝出勤するとダンボールで新譜が届いている日がある。
開けると、プリンスの新譜だあ!とかで気分が上がるが、これに一枚一枚セロファンのカバーを掛けなくてはいけないのがツライ。
ダブルフォールド(見開きジャケ)だったりすると、けっこうめんどくさいんだなあ、これが。

それができたら入荷したレコードに連番を振ってシールを作って貼る。
そしてアーティスト名、アルバム名、連番を台帳に転記する。
もちろん手書きである。

この台帳には、レンタルしたレコードが返ってくる度に返却日を記入することになっている。
だから返却されてきたレコードは一定数まで溜めておいて、まとめてスプレーを掛けて拭き、台帳につけるようにしていた。

台帳のレンタル数が一定の数になると複数枚の在庫があるレコードは販売に下ろされる。
これを狙って何枚かレコードを買ったなあ。先に買えるんだから店員が有利なんだ。悪いけどね。


今どきは、こんな作業もディジタルでパッパと済んでしまうんだろう。
でも手作業でやっていたからこそ、仕事の全体像が見えて楽しかった。

レコードも仕事もアナログが好みなんですね。

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