2013年2月21日木曜日

インパルス・レコード・オムニバス/House That TRANE Built


カフェジリオ、今日のBGMのお時間です。
今日のお題は、インパルス・レコードの数ある名曲・名演をCD4枚組にコンパイルしたオムニバス盤、
The House That TRANE Builtです。


タイトルは、ほんのちょっと補って直訳すれば「ジョン・コルトレーンが建てた家」。インパルスがコルトレーンの大成功で大きくなったことを表しています。

有名なマザーグースの一曲「This is the house that jack built」を捻ったタイトルなんでしょうね。

今日はそのDisc1をかけています。

ギル・エヴァンス、オリヴァー・ネルソン、アート・ブレイキー、ベニー・カーター、カウント・ベイシー、コールマン・ホーキンス、ロイ・ヘインズ、フレディ・ハバート、チャールズ・ミンガス、そしてもちろんコルトレーン。

なんて豪華なオムニバス。

中でも2曲めのオリヴァー・ネルソン、Stolen Momentは、ドルフィーがフルートを、とかエヴァンスのピアノが、などという謳い文句などまったく必要ない、緻密に構成された作編曲の見事さが聴きどころだと思います。
美メロなしで、短い旋律を構築的に組み上げて音楽を作り上げている、ベートーヴェンの中期の作品群を思わせる、聴き応えのある楽曲ですね。

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